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母乳ってどうやって作られるの? ⑤赤ちゃんと一緒にいられない場合

母乳育児を軌道にのせるポイントとして、


・産後なるべく早くからおっぱいを、頻繁に吸わせる


・母乳をなるべくためない


ということをお話ししてきました。


赤ちゃんに医学的なサポートが必要だったり、お母さんの体調によっては、出産後すぐにおっぱいを吸わせたり、一緒に過ごすことが難しい場合もあります。




赤ちゃんと離れ離れになると、とても心配で不安になるかもしれません。


「何もしてあげられない」と悲しい気持ちになるかもしれません。



ですが、お母さんが赤ちゃんに触れるだけでも、赤ちゃんにとっては癒しとなり、成長発達の助けになります。 



そして、1滴の母乳を与えるだけでも、赤ちゃんを守るたくさんの成分を届けることができます。



母乳を与えたい、と思ったら、

できる範囲で早くから、おっぱいを搾る「搾乳(さくにゅう)」を始めてみましょう。


赤ちゃんがおっぱいを吸うと、母乳を作るホルモン「プロラクチン」が上昇します。



搾乳でも同じ効果があります。

できれば1日8回くらい、自分の体調に合わせて出来る範囲で行ってみましょう。



作られた母乳を外に出すホルモン「オキシトシン」はリラックスすることでも分泌されます。



赤ちゃんの写真や動画を見たり、


好きな飲みものを飲みながら...


好きな音楽を聴きながら...


ゆったりできる場所で...


など、自分が落ち着ける環境のなかで搾乳するのも効果的です。


母乳の量を増やしたい、と思った場合には、



暖かいシャワーやタオルで、おっぱいを温めたり、気持ちいいなと思うおっぱいマッサージを試してみるのも良いでしょう。


赤ちゃんがいないところで搾乳するのは、寂しくなるかもしれません。

思うようにいかない、もどかしさや、やり場のない気持ちを抱くかもしれません。


そんなときは、1人で抱え込まずに、家族や友達、病院のスタッフや保健師さん、地域にいる助産師などに気持ちを吐き出してみてください。



いつでもみんな、お母さんと赤ちゃんが元気でいられるよう応援しています。






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