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母乳ってどうやって作られるの? ①妊娠中

「赤ちゃんが生まれたら、母乳をあげたいと思っているけど、ちゃんと出るか不安」

「母乳って勝手に出るんじゃないの?まだ全然出てないのに、吸わせる必要あるの?」

と、思われているかたもいらっしゃると思います。


これらの不安や疑問は、どうやって母乳が作られるのか、その仕組みを知ると解消されるかもしれません。

一緒に、あなたのおっぱいがどのように変化していくのか見てみましょう!


まず、妊娠の前半から、おっぱいの中では母乳を作る工場が作られ始めます。


工場ができるにつれて、おっぱいが大きくなったり、



赤ちゃんが見つけやすいように、乳輪の色が濃くなることがあります。


おっぱいが小さいと、「母乳は少ししか出ないのかな」と不安に思うことがあるかもしれません。


赤ちゃんが欲しがるままに授乳していれば、おっぱいの大きさに関わらず、十分な母乳を出すことができますので、心配しないでくださいね。

妊娠中期頃になると、母乳を作る生産ラインがさらに作られて、母乳をつくる機能が整ってきます。



そして妊娠16週ころから初乳が作られはじめます。


ということは、早く生まれた早産の赤ちゃんにも、あなたのおっぱいは対応できるようになっているのです。

すごいですよね。


赤ちゃんが生まれるまでは、胎盤から出るホルモンによって、本格的な母乳作りにはまだストップがかかっています。


ですので、出産した直後に母乳が出ていない感じがしても、初乳は作られていますから、心配しなくて大丈夫ですよ。

次回は出産後の変化についてお話ししていきます。

参考書籍 

本郷寛子・新井基子・五十嵐祐子

『お母さんも支援者も自信がつく 母乳育児支援コミュニケーション術』

南山堂,2015



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