金田 千依

2020年10月7日

搾乳のやり方 ②搾乳機の種類

最終更新: 2021年7月24日

今日は、「搾乳のやり方 搾乳器編」についてお話ししていきます。


 

【種類を選ぶ】

まず使用頻度や目的に合った搾乳器を選びます。


 

色々な種類の搾乳器がありますが、大まかな分類と、特徴について説明していきます。


 


 

手動の搾乳器


 

搾乳器のノズルを、自分の手で動かして搾乳するタイプのものです。


 

☆メリット

・値段は比較的安価です。

・手で搾乳するよりは楽な場合も多い。


 

★注意すること

・ノズルを動かさなければいけないので、手への負担はかかります。1日に何回も搾乳する方にはやや負担かもしれません。

・低価格のものもありますが、おっぱいの状態によってはうまく搾乳できなかったり、あまり母乳が取れない場合もあります。


 


 

正直、手動タイプはピンからキリまであり、お母さんによって合う・合わないがあります...

もし産院や、友達のもので試せる場合は試してからの購入や、助産師への相談をおすすめします。


 


 

電動搾乳器

モーターによる吸引圧で搾乳するものです。

電池式の安価なものから、レンタル用の大型高性能のものまであります。


 

☆メリット


 

・電動で搾乳できるため、負担が少ない。

・両胸同時に搾乳できるもの(ダブルポンプ)もあり、時間短縮になる。

・高性能のものは、まだ母乳分泌が少ない段階から使用できる。

・赤ちゃんが入院中などの理由で、搾乳回数と期間が長い場合は電動タイプの方が負担が少ないと思います。


 


 

★注意すること


 

・手動のものよりやや価格は高いです。

・搾乳は時々する程度で、母乳分泌が良く簡単に搾れる方の場合は手動で良いかもしれません。


 


 

どの搾乳器を使う場合も


 

不快感や痛みがなくて、快適に使用できる


 

これが、とても大切です。


 

搾乳をすること自体が大変なことなので、楽が1番!


 

お母さんが快適に使用できるものを選んでくださいね。


 

次回は、搾乳器を使うときの注意点についてお話ししていきたいと思います。

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