金田 千依

2020年12月23日

おっぱい詰まっちゃった ③乳腺炎

最終更新: 2021年7月24日

しこりができて治らないでいると、その部分が炎症を起こして乳腺炎になってしまうことがあります。


 

乳腺炎のときは、乳房が赤く腫れて痛みも強くなります。


 

38度以上の発熱や、インフルエンザのときのような症状がでてくることもあります。


 

こんなときは、まずは前回お話しした対処法を試してみてください。


 


 

乳腺炎は、滞っている母乳を外に出すことが1番大切です。


 


 

「熱があるのに母乳あげていいのかな?」

と心配に思うかもしれません。


 


 

乳腺炎のときの母乳でも、赤ちゃんに害はありませんから、安心してどんどん飲んでもらってください。


 

※対処法を試しても、24時間以内に症状が良くならないとき※


 


 

細菌感染を起こしている可能性があるので、医師の診察を受けてください。


 

細菌感染を起こした乳腺炎は、抗生物質の内服が必要になります。


 


 

「抗生物質や痛みどめって授乳中飲んでいいの?」と不安におもうかもしれません。


 

国立成育医療研究センターのホームページに、授乳中に内服しても大丈夫な薬の一覧が載っています。

https://www.ncchd.go.jp/kusuri/news_med/druglist.html

乳腺炎のときに処方される薬は授乳可能なことが多いですので、確認し、安心して内服してくださいね。


 

もちろん、感染性の乳腺炎のときの母乳も赤ちゃんに害はありません。


 

赤ちゃんにしっかり飲んでもらってくださいね。


 

乳腺炎は予防が大切です。

ちょっとおっぱいの調子悪いな、と思ったら早めに対処法を行ってみてください。

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